2012年10月04日

夢紡ぐバームクーヘン

兵庫県丹波市柏原町(かいばらちょう)にあるスイーツショップ、
バームクーヘンの『まさゆめさかゆめ』にお邪魔しましたわーい(嬉しい顔)

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お話を聞かせてくださったのは葉山生子(いきこ)さんです。

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何でも、葉山さんは九州のご出身。
結婚され大阪で飲食店も経営なさっています。
丹波市とのご縁は、そのお店の器を自ら青垣町で焼いていらっしゃること。
丹波市に通う間に、まちおこしの為の市の補助金事業を知り
下見にと訪れた柏原で運命の存在と出会います。
「木の根橋(きのねばし)」ですぴかぴか(新しい)

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地元の方なら、町のシンボルとしてご存知の木の根橋は
丹波市役所柏原支所のすぐ近くにある樹齢約1,000年のケヤキ目
根っこが、幅6mの奥村川を渡る形で伸びていることから
木の根橋と呼ばれていて、県の重要文化財にも指定されています。
その木の根橋から強いインスピレーションを受けた葉山さんは
ご実家が材木店ということもあって、木への思い入れは人一倍。
加えて、お父様がケヤキが大好きでいらしたことから
「立派なケヤキの側で仕事をしたら父も喜んでくれるのでは」と
木の根橋の傍にお店を開くことを決めたそうです。
バームクーヘンを選んだのは、とことん木にこだわってのこと。
(バームクーヘンは木をイメージしたお菓子)
熱意も膨らむわけですねグッド(上向き矢印)

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伺った日は、代表的な商品の一つで丹波産のお米の粉と
卵をたっぷり使った「夢ばあむ」を、葉山さん自ら焼いていらっしゃいました。
棒の周りに生地を少しずつ塗っては焼き、塗っては焼きを繰り返します。
一度に6本焼けるそうですが、
生地の泡をつぶして滑らかにするためにと、いちいちならすだけでも大変な作業あせあせ(飛び散る汗)

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そして焼き上がったバームクーヘン

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焼きたては香りが浮き立つようでフワフワ。贅沢なお味でした揺れるハート

ほかにも「まわゆめさかゆめ」では、
市内の老舗の酒蔵・山名酒造とのコラボレーション商品として
日本酒プリンを作り、販売しています。使っているのは、銘酒「奥丹波」。

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上が日本酒のジュレ、下の層が濃厚なプリンです。
ジュレには奥丹波の中でも高級品を使っていて、
その味わいを消さないようにと火を加えていませんのでアルコールもそのまま。
そのため風味も奥深いものがあり、
スイーツ好きのオトナにはもってこいの逸品に仕上がっていまするんるん
一口ひと口、食べて少なくなっていくのを寂しく思うほどでした。

ちなみに「まさゆめさかゆめ」というユニークな店名は、地元九州の書家の方からの贈り物。
いい夢を見たら、それが現実になる。悪い夢を見たら、その反対のことが起こる。
つまり、そんな夢を見ても結局は幸せになるという意味で、
強く心に響いたことから、「お店を開いたら名前はこれに」と決めていたものだそうです。

葉山さんの夢は、丹波に来てまた増えました。
地元の人と一緒に柏原を元気にするという夢です。
そこで、地元商店の後継者に呼び掛け『TAMBA HAPPINESS MARKET』という
青空市を大好きな木の根橋の周りで開催することにしたのです。

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【クリックすると拡大します】

先月初めて開催し、これまらも毎月第2土曜日に開催とのこと。
地元のオーガニック食材やこだわり食材と手仕事の数々をあつめたマーケットで、
丹波米の炊きたてご飯、丹波野菜鍋、天然酵母パン、丹波小麦の窯焼きピザ、
手作りアップルパイ、とれたてオーガニック野菜、奥丹波猪のシシカバブ、
ハンドメイドグッズなどが勢ぞろい。もちろんバームクーヘンも。
ぜひ足を運んでみてくださいひらめき
お問合せは・・・
丹波ハピネスマーケット実行委員会 電話 0795-73-3800


まさゆめさかゆめ
〒669-3309
兵庫県丹波市柏原町柏原4-2
電話 0795-71-1265
営業時間 10:00〜17:00
定休日 水曜日
ホームページ http://www.masayumesakayume.jp/index.html


posted by 奈月 at 20:00 | 兵庫 ☀ | 丹波市のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月30日

美味しい蕎麦を食べるなら…

るんるん青垣良いとこ蕎麦どころるんるん
そんなフレーズでも口ずさんでしまいたくなるお店が
兵庫県丹波市青垣町にあります。
「そば処 今出(いまで)せせらぎ園」です。

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すぐそばに水辺・親水公園があって、
6月にはゲンジボタルと姫ボタルの両方を愛でられるそうです。

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まさに、これからの季節にぴったりのスポット。
オープンして10年。
「昔から地元・丹波の人が愛してきた食材を
多くの人に食べてもらいたい」というコンセプト貫いてきました。
とりわけオススメなのは「せせらぎ定食」(税込1,260円)。

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詳しくはラジオ関西『おもしろ丹波楽旅行社』のBlogで。


posted by 奈月 at 17:13 | 兵庫 ☁ | 丹波市のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

風に乗る♪〜その2〜

さぁ、兵庫県丹波市青垣町でのパラグライダー体験。
いよいよここからが正念場です。何のなんの言っても、やっぱりちょっと怖いから。(笑)

最初のテイクオフから移動して、地上との高低差500mくらいの所にやってきました。
飛行準備に入ります。
パラグライダースクールTAKのスタッフの方や生徒さんの皆さんが
一から十まで手伝ってくださいました。
何せ命がかかっていますので、皆さん慎重です。
その緊張感と裏腹とも言えるくらいの
パラグライダーの素材の薄さやワイヤーの細さ(靴の両脇の細い線)には
改めてビックリしました目

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今回は、先生が後ろに着いての2人乗り「タンデム」飛行です。
それなりの一式を私も身に着けるのですが、おろおろする私に対して
インストラクターの渡辺“のんちゃん”典子さんらが
優しく解説しながら準備を進めてくださいました。

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そして準備完了exclamation

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膝下まである大きなリュックを背負ったような感じと言いましょうか。
いざという時の装備が収められているのに加え
お尻の下の部分は、空気を含んで着陸時にクッションの役割を果たすそうです。

あとは飛び立つのみというところまで整ったのですが、風が…風が…。
向かい風なら大丈夫というところ、斜め後ろから吹き降ろす風が止まず
只野さんの息子さんで、世界大会で優勝経験もある正一郎さんからのOKが出ません。
いわゆる風待ちの状態が約2時間ほども続いたでしょうか。

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(左の写真にポツンと写っているのは、
写真撮影のため斜面でスタンバイしてくださっていた丹波市観光振興課のOさん)

ところが「その時」は不意にやってきました。

「この風でどうですか?いきますか?」と確認する声に続き
「はい、準備して」とのひと言に、斜面に向いて只野さんと前後に整列。
渡辺さんは斜面を背に私と対峙して、
私の両腕が通ったベルトをしっかり握ってくださっています。
次の瞬間、渡辺さんの声が。

「走ってexclamation×2

無我夢中で走りました。
実際は、3〜4歩走ったところで足は宙に浮いてしまって
オリンピックの走り幅跳びの選手のような気分だったのですが、
「浮いても走ること」と言われていたのを守ろうと、必死に足で空(くう)をかき回しました。
頭の中では「あの急斜面、渡辺さん転げ落ちてないかな」と
それだけを気にしつつ…。(大丈夫だったそうで安心しましたわーい(嬉しい顔)

身体のあらゆる方向から重力がかかったような感触を経て…

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「う、浮いてる〜ひらめき

それは「空を飛ぶ」と言うより「風に乗る」という言葉がピッタリの、
これまでにない感覚でした。
眼下に広がる丹波市青垣町の風景は、まるで箱庭。
とても現実世界とは思えず、ジブリのアニメの世界に紛れ込んだようでした。
只野さんがおっしゃっていた「青のグラデーション」を実感。

空中で、ハイ、チーズカメラ

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地上からは、ガイドブック制作担当のライター・Uさんが撮影してくれました。

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そして短い夢旅行が終わりに近づき、着陸準備です。
「腹筋を使って両足を上げて」との指示を受けて、こんなポーズに。

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無事に帰ってきました。

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Uさんが「あっという間だったね」とおっしゃったので
飛んでいたのは数分だったのかなぁと想像しつつ、時間以上の満足を噛み締めました。
先生を信頼していたからこそ落ち着いていられたのですが、
本当に気持ち良く、「降りるのがもったいない」と感じたほどでした。
機会があればあなたもぜひ丹波市で風に乗ってみてくださいかわいい

最後になりましたが只野さん、
パラグライダースクールTAKのスタッフや生徒さんの皆さんに心から御礼申し上げます。
ありがとうございました。

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パラグライダースクールTAK
〒669-3831
兵庫県丹波市青垣町小倉886-1
電話 0795-87-0501
公式サイト http://www.tak.ne.jp/
posted by 奈月 at 16:14 | 兵庫 ☁ | 丹波市のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月06日

兵庫県丹波市は、○っぽんの名産地!

毎月取材に訪れている兵庫県丹波市。
先月は丹波市の隠れた名産を食べさせてくれる老舗を訪れました。
その名産とは…すっぽんです。

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おぉぉ!迫力ある〜がく〜(落胆した顔)
実は、丹波市山南町内の川に釣りに行けば
必ずといいほど引っかかってくるのが、すっぽんだそうです。
つまり丹波市のすっぽんは、正真正銘の天然というわけぴかぴか(新しい)

そんなすっぽんを料理して約50年の老舗
『茶寮 ひさご』にお邪魔してきました。風格のある佇まいです。

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入口に設けられた生け簀を覗いてみると…いました!
すっぽぉん!

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目付きが鋭くてガメラみたい。(←世代がバレバレたらーっ(汗)
しかしすっぽんは、見た目とは正反対の繊細な心の持ち主だそう。
怖がりで淋しがり屋のため、生け簀の隅っこに集まるんですって。
そんなすっぽん豆知識はまた後で。

強面で、どっしりした印象のすっぽん。
さぁ、どのようなお料理になるのでしょうかexclamation&question
私達が通していただいたのは、建物の左手から入ったところの和室です。

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しつらいも風情がありますねぴかぴか(新しい)
『茶寮 ひさご』の「天然すっぽん料理」はコチラですexclamation

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お鍋、季節の前菜や縁側の湯引き、お刺身などのフルコースです。

すっぽん味噌(写真手前右)は、
地元産の味噌にすっぽんの身、薬草などを合わせたもので
お野菜に付けて食べるのにぴったりかわいい 身体にも良さそうです。

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そしてお刺身はクセが全くなく、予想外のあっさり感で驚きました。
レバーなどが苦手な私でも食べられましたよ目
金柑のように見える(手前右)のは、卵の黄身になる部分。
鶏の卵の黄身ほどの濃厚さはないのが意外でした。
生まれる直前の卵(写真、中ほどの白い玉)は、
周りが甘味のない砂糖菓子のような食感。
中はトロリとしていて臭いもなく、シンプルながら不思議な味わいです。

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しかし、何と言ってもたまらないのはお鍋ですねわーい(嬉しい顔)

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とにかくお出汁が美味しいグッド(上向き矢印)
愛し過ぎて「おお、すっぽん!あなたはどうしてすっぽんなの?」
と熱く問いたいくらいです。
ひさごさんのお出汁は、すっぽんと昆布、醤油、多めのお酒、しょうがという
必要最低限の材料しか使っていないのに奥が深く、
他にはない旨みがたっぷり染み出ています。
締めのお雑炊は、お腹が膨れていても食べられますし、
食べないと後悔する逸品。
具材の縁側(甲羅の周りに付いているビラビラ)はモッチモチで
こちらも臭いなどはなく、癖になりそうな食感です。美肌にも良し!
お肉は、鳥肉に似てるかな?
脂が黄色いのが天然モノの特徴だそうで、
口に入れるとホロホロとほどけながら溶けていく感じが絶妙でした。
フワンと鼻腔をつくえも言われぬ良い香りは、
すっぽんだけのものでしょうね〜。

ご主人の眞鍋馨(かおる)さんにお話を聞きながらの時間、食が進みました。
今回も観光パンフレット用の写真撮影をしながら…。

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インタビューも楽しくるんるん

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大阪や四国のお店の料理長を歴任し、
お父様の後を継ぐため17年前に丹波市に帰っていらしたこと。
天然のすっぽんの旬は、梅雨くらいから紅葉が色づく頃までであること。
すっぽんの成長は、養殖もので5年、天然だと10年もかかること。
1〜2kgくらいの重さのものが最も美味しいこと…などなど。

そして眞鍋さんによれば、すっぽんは意外や以外、臆病で繊細なんだそう。
そのため一度川から吊り上げられると、
ショックでエサを口にしなくなり、
自然界に戻しても生きていけなくなってしまうのですって失恋

とは言え、噛み付く力は噂通り相当なものがく〜(落胆した顔)
サツキの枝をバキッと噛みきった、誇らしげなS子(仮名)です。

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もう一つの武器は、尻尾の付け根まで
180度反り返ることのできる、柔らかく長い首。(写真左下に頭)

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そのため上から掴むと、後ろの方を持ったとしても噛まれる可能性が高く
噛まれないためには裏側の死角部分を持つことが必要なんだそうです。

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しかしそこまで気を付けていても、お客様のご要望により
慌てて準備しようと暗闇の中で生簀からすっぽんを取り上げた時に
別のすっぽんに噛まれることもあるという眞鍋さん。
「もう泣きそうになりますよもうやだ〜(悲しい顔)
我慢せず泣いちゃってくださいませ〜。

日常はなかなかご縁のないすっぽん。
丹波市にいらした際には、ぜひ召し上がってみてください黒ハート

日本料理・天然すっぽん料理
茶寮 ひさご
〒兵庫県丹波市山南町和田132-1
電話 0795-76-0089
公式サイト http://www.h5.dion.ne.jp/~hisago/
posted by 奈月 at 16:36 | 兵庫 ☁ | 丹波市のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月11日

老舗の誇り『山名酒造』

兵庫県丹波市市島町で江戸時代から続くのは
先日ご紹介した『福田屋』だけではありませんでした。

こちら、享保元年(1716)創業。約300年の歴史を誇る『山名酒造』です。

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(見返り美男は、丹波の小泉孝太郎こと丹波市観光振興課のOさん)

銘酒「奥丹波」で知られる山名酒造の細見浩二さんに
歴史に培われたこだわりなどを、わかりやすく教えていただきました。

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丹波は、山田錦や兵庫北錦など上質の酒米が手に入りやすい立地にあります。
また市島町は、水が良いことで知られる土地。
山名酒造の敷地内にも井戸がありました。

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汲み上げるシステムこそ電動ポンプになりましたが
湧き出づる潤いは、江戸時代のままです。

そんな良質の軟水を使った酒造り。
山名酒造では、仕込みから瓶詰めまでその殆どが手作業なのだとか。
細見さんが「初めて来た方はビックリされるのではあせあせ(飛び散る汗)?」とおっしゃるほどです。

酒造りの方法も、極力“昔ながら”を守っていらっしゃるのだそう。

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「いちごワイン」など目新しい商品にもチャレンジしていらっしゃいますが、
山名酒造の根っことなるのは伝統的な日本酒です。
とは言え、日本酒も年間の生産量は一升瓶にして3万本ほど。
これは、大手酒造会社なら半日で瓶詰めできる量なのだそうです。
細見さんはおっしゃいます。
「たくさん作ろうと思えばできなくはないだろうけれど、
お客様に喜んでいただけるものを丁寧に作るには、今くらいが限界かと…。」

なるほどひらめき

酒造りに関わる蔵人(くらびと)も仕込みの段階で7人ほど、仕込み後でも5人と
生産量にしては多いのだそうですが、
それも「人手を掛けてでも丁寧にした方が良いのではないかと思い、
体制を維持している」のだそうです。

細見さんの奥に写る緑色の醸造用タンクの中身にも山名酒造ならではのこだわりが…。

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このタンク。1つにつき酒米1トン分のお酒が作れますが、
生産者1人につき1つがあてがわれます。
つまり、同じタンクの中には同じ生産者のお米のみが投入されるんですね。
そうした酒造りを或る蔵人さんはこんな風に表現されたそう。
「酒は生き物。彼らがストレスなく動けるよう手助けするのが、我々の役目なんだ。」
深い言葉ですぴかぴか(新しい)

こちらは日本酒を搾る圧搾機です。

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上から掛ける重みによって搾られたお酒が丸く空いた容器に流し込まれるわけですが、
最近のアコーディオン式の圧搾機と異なり、
最後の最後まで搾りきるのは難しいのだとか。
そのことで、より美味しいお酒のみが届くのはもちろん
酒粕もお酒を十分に含んでポッテリに。
これが人気を呼んで、
山名酒造の酒粕は発売されると瞬く間に売り切れてしまうのだそうです。

あっという間に売り切れると言えば毎年、年末に発売される木札付きの「奥丹波」
例年12月20日頃に出るものの、大晦日にはすっかり品切れになるとのこと。
近くの福祉施設の方が作ってくださっている木札は、
施設の方々と山名酒造を結ぶ証でもあります。

全国的な賞をもらうほどの杜氏もいる山名酒造。
酒造りの作業中はピリピリしていても
食事ともなると和やかになるのが山名酒造の蔵人だそうです。
中には、酒造りを終えて春から秋にかけ
自ら育てた酒米を持ち込む蔵人もいるんですって。
長い歴史の重みに恥じないお酒を送り出し続ける
山名酒造の誇りを支えるのは、個人の経験や技術だけでなく
蔵人の皆さんのお酒に対する譲れない想いと愛情、
そしてスタッフの皆さんの結束力なのだと感じました。

「混じりけのない本当に良いお酒は悪酔いしない。
酔い醒めの良いお酒を目指しています」
と屈託のない笑顔を見せる細見さんの瞳には、
歴史を引き継ぐ使命を帯びた者の眼差しにのみ宿る、凛とした光が在りました。

山名酒造
〒669-4322
兵庫県丹波市市島町上田211
電話0795-85-0015
posted by 奈月 at 21:57 | 兵庫 ☁ | 丹波市のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月31日

心受け継ぐ老舗の主人

兵庫県丹波市市島町にある老舗『福田屋』さんに伺いました。


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江戸時代創業の『福田屋』。
建物も、10年ほどまえに建て替えるまでは江戸時代のままだったとか目
お茶屋さん、旅籠、旅館時代を経て
現在は料理屋さんとして誇りを守り続けていらっしゃいます。

「私で8代目です」とおっしゃるご主人の吉良大介さん。
スタッフが「お母様は“9代目”と…」とお伝えすると
「きちんとした家系図が残ってないもんで、
もう8代目か9代目かわからんくらいなんです(笑)」とおっしゃっていました。
とにかく歴史があるということですねっ!

さぁ、暖簾をくぐって中へ。
お床の中央に掲げられている書。達筆ですね。
よ〜く見ると、え?「北島三郎」?

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なぜ北島三郎さん直筆書が福田屋さんにあるのでしょう?

実はご主人、「人生一度きりだから」と畑違いのお仕事も複数なさったそうで、
その一つとして競走馬の育成牧場にお勤めだった頃に
サブちゃんと出会われたのだとか。
北海道時代の経験は、この書のみならず
食材探しや入手の面で役に立っているのだそう。
人生、無駄なものは何一つないということですねかわいい

そんな福田屋さんのお料理には、決まったお品書きはありません。
できるだけ地元丹波市産の食材を選びながら、
予算など希望に応じてアレンジしてくださるんです。

私達がいただいたのは…山菜の天ぷら、初カツオのたたき、生湯葉とカツオの煮物、
山の幸たっぷりの鴨鍋、あさりご飯などなど旬の味覚が盛り込まれたミニ会席です。

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山菜も香りがしっかりしていて主張があるなぁと思っていたら
季節のものを地元の野山で摘んでこられたものだそうで、
自然の息吹がそのまま生きたお味なのだと感じました。

季節感と言えば、各お部屋の床の間のお花は
ご主人のお母様が、毎日毎日
お客様がいらっしゃる時間に合わせて活けていらっしゃるそうです。

「地元が落ち着く。福田屋を守っていく者として、自分の子だけでなく
子供にできるだけちゃんと手作りしたものを食べてもらって、
次の世代に同じことを引き継げるよう、
また、それを美味しいと感じられる感覚を守っていきたい」

そう話すご主人。
実は福田屋が建て替えられたのは、火災によって以前の建物が焼失したからでした。
しかしその時にも店を閉じるという考えは先代であるお父様にも
ご主人にもなかったそうです。

江戸時代から唯一そのまま残ったのもだからと、どの部屋からも見えるようにした庭は
上から見ると「心」の字を描いているとのこと。
伝統、技、そして心の“伝え手”の一人として
ご主人の眼差しは今日も未来を見据えているのでしょう。

福田屋
住所 兵庫県丹波市市島町市島399-1
電話 0795-85-0005
※不定休、要予約


posted by 奈月 at 16:33 | 兵庫 ☁ | 丹波市のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

丹波でいただく美味しいお肉

山の幸に恵まれた兵庫県丹波市に、
美味しいお肉を食べさせてくれるお店があると聞き訪れました。
舞鶴若狭自動車道春日ICから国道175号線へ。
そのお店は市島町にあります。

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詳しくは『おもしろ丹波楽(がく)旅行社』のBlog黒ハート

posted by 奈月 at 13:29 | 兵庫 ☁ | 丹波市のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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