2016年10月18日

その役者、市川海老蔵

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最前列。舞台上、わずか数歩の隔たりの先に彼がいた。その弁慶は、芝居の神が命を吹き込みたもうた錦絵のごとく。圧倒的な見得に、射抜く眼力。迸る熱は雫となり、かつらの一筋ひと筋を伝って止め処なく滴り落ちる。好むと好まざるとにかかわらず、観る者は皆、類い稀な光と華に酔いしれ、屈伏を味わう。そんな役者、市川海老蔵。
posted by 奈月 at 23:11 | 兵庫 ☀ | 和のコト、ヒト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする