2013年04月05日

丹波の誇る土木遺産

「丹波吉野」と謳われ、歌川広重の錦絵にも登場する
兵庫県丹波市柏原町(かいばらちょう)の鐘ケ坂峠(かねがさかとうげ)には、
明治・昭和・平成の各時代に作られた3本のトンネルが
縦に積み重なるように通っています。
今回、現在は閉鎖されている昭和のトンネルと明治のトンネルに行ってきました。

【昭和のトンネル】
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特別出演モデル:丹波 市子(にわ いちこ)
※以前取材で訪れた古民家カフェ「genten」で買い求めた鹿の形のボールペンです。 

《解説》
昭和42年(1967)に開通。全長455m。
新トンネルが平成17年(2005)に開通するまで
氷上郡(現:丹波市)と多紀郡(現:篠山市)を結ぶ生活路として活躍し続けた。

特別にゲートを開けていただいて中に入ると空気がひんやりあせあせ(飛び散る汗)
苔が生し、草が生えるなどしていました。

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スタッフの一人は「ついこの間まで使ってた」と懐かしげ。
私はというと・・・すっかり大はしゃぎですみませんたらーっ(汗)
モノクロで撮るとレトロな風情に。

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(撮影:ラジオ関西のチェリーさんことSS氏)

さらに車で上の方に上がって明治のトンネルへ。

【明治のトンネル】
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《解説》
正式には「鐘ケ坂隧道(ずいどう)」。全長268m。
明治16年(1883)に開通。煉瓦造りのトンネルとしては日本最古。
幅は3mしかないが、交通の難所の鐘ケ坂峠を越える労力を軽減したいという
地元の人たちの悲願を叶えるものであった。
総工費は4万円(現在の価値にすると約8億円)で、
うち1万5千円は、地元の人々からの寄付により賄われた。
入口のそばに寄付者の名前を記した石碑が佇んでいる。
また2010年には日本土木学会により土木遺産に選定された。

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こちらも特別に中へ入れていただきました。

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煉瓦が美しいアーチを描くさまは、まるで芸術作品ぴかぴか(新しい)
こちらもモノクロが絵になります。

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土木遺産に指定されたのも納得exclamation

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「中央付近には『氷上郡⇔多紀郡』と示したプレートがあります」
「映画のロケで、生田斗真さんと森田剛さんが来られましたわーい(嬉しい顔)
歴史に加え、様々なことを教えてくださったのは
丹波市観光協会・柏原支部の亀井敏数さん。

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鐘ケ坂隧道は現在、丹波市観光協会と地元の商工会メンバー、
地元有志の方々によって維持管理されています。
今後どのようにしていくのか、課題もあるのが現実です。
まずはより多くの方にその存在を知っていただきたい。

「鐘ケ坂公園さくらまつり」(今年は4月13日に開催)では
鐘ケ坂隧道の中を通り抜けるハイキングが開催されます。
ぜひご参加のうえ、丹波の誇る土木遺産を体感なさってください。

かわいい鐘ケ坂公園さくらまつりかわいい
開催日時: 2013年4月13日(土) 10:00〜15:00頃まで
会    場: 鐘ケ坂公園一帯(丹波市柏原町上小倉)
        ※舞鶴若狭道 丹南篠山口インターから約15分
        ※当日はJR柏原駅から臨時シャトルバス運行。
         (9:30〜15:00の間、約30分間隔)
お問合せ: かいばら観光案内所 電話0795-73-0303
posted by 奈月 at 17:41 | 兵庫 | 丹波市のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする