2012年01月30日

玉三郎の艶〜シネマ歌舞伎『天守物語』〜

今、全国で公開中の坂東玉三郎さん主演のシネマ歌舞伎『天守物語』
ラジオ関西『三上公也の情報アサイチ!』内「よりみみ」コーナーでご紹介しました。

天守物語.jpg

「シネマ歌舞伎」とは…
歌舞伎の舞台公演をハイビジョンカメラで撮影映画
映画館の大型スクリーンで楽しむ新しい形のエンタ
テインメントです。
歌舞伎と映画両方のノウハウを蓄積してきた松竹が2005年に初めて公開、
俳優の表情、息遣い、華麗な衣裳などを
手が届くかと思うほど身近に感じることができるところが、生の舞台とは違います。
歌舞伎を観たことがある人は、観劇時は見られなかった角度や距離で味わえますし
観た
ことがないという人も気軽に足を運べます。
ちなみにチケットは2,000円です。

第一段として
『野田版鼠小僧』
(野田秀樹さん作・演出、中村勘三郎主演)を世に送り出して以降
徐々にラインナップは増え、現在では
『連獅子』(中村勘三郎・勘太郎・七之助親子出演、山田洋次監督)
『熊谷陣屋』(『平家物語』を題材にした『一谷嫩軍記』の3段目)
『女殺油地獄』(近松門左衛門の代表作の一つ。片岡仁左衛門親子・孫3代が出演) 
『牡丹亭』(玉三郎が中国の昆劇に主役で客演、アジアの宝と絶賛された)など
全部で19作品に。
不定期での上映ですが、これまでに30万以上を動員し
ヨーロッパなど海外でも高い評価を得ています。


『天守物語』は、
“泉鏡花抄”と題しひと月に1本ずつ3ヶ月に渡り
鏡花作品の歌舞伎公演の模様を上映していく企画の最初の作品で、
白鷺城天守の最上階に暮らす怪しくも美しい妖怪の姫君・富姫の
千年にたった一度の恋を綴ります。
舞台になっているのが白鷺城=世界文化遺産・国宝姫路城ということもあって
兵庫県在住の私は特に興味をそそられました。
映画は2009年(平成21年)7月に歌舞伎座で上演された舞台を収録したもので、
市川海老蔵さんが、相手役の姫川図書之助を務めています。

【出演】
◆富姫(とみひめ):坂東玉三郎・ばんどうたまさぶろう
◆姫川図書之助(ひめかわずしょのすけ):市川海老蔵・いちかわえびぞう
◆亀姫(かめひめ):中村勘太郎・なかむらかんたろう
◆薄(すすき):上村吉弥・かみむらきちや
◆小田原修理(おだわらのしゅり):市川猿弥・いちかわえんや
◆舌長婆(したながうば):市川門之助・いちかわもんのすけ
◆朱の盤坊(しゅのばんぼう):中村獅童・なかむらしどう
◆近江之丞桃六(おうみのじょうとうろく):片岡我當・かたおかがとう

【登場人物(妖怪)解説】
●富姫:天上界の女主人。妖艶な美しさを持つ。
●姫川図書之助:天上界を訪ねる人間の若者。見目良し、声良し、姿良し。
●亀姫:富姫の妹分。富姫とじゃれあう様子が愛らしい。
●薄:富姫のお目付役的存在。お茶目な一面も。
●小田原修理:播磨守の家来。図書之助の追手として登場。
●舌長姥:亀姫のお供。名前の通り細長い舌を持つ妖怪。
●朱の盤坊:亀姫のお供。一般に「朱の盆(ぼん)」と呼ばれる赤い顔の妖怪。
●近江之丞桃六:物語のキーパーソンになる人物。出てきてのお楽しみ♪

【あらすじ】
播磨国にある白鷺城の最上階は、
見目麗しい富姫(とみひめ)を女主人とした妖怪達の世界。
中央には守り神と
言える大きな獅子頭が据えられていて、
侍女や禿(かむろ)達が、まさに浮き世離れした暮らしを楽しんでいます。
そこへ、富姫の妹分である亀姫が会津国・猪苗代からやってきます。
たおやかな会話を楽しむ中で亀姫から供されたお土産に、
富姫はたいそう喜びます。
そのお土産とは、播磨守の兄弟である猪苗代城主の生首でした。
亀姫への御礼として富姫は、播磨守から霊力で奪い取った白い鷹を贈ります。

亀姫が帰った夜、一人の人間の若者が天守へと上ってきました。
その人こそ姫川図書之助です。
図書之助は、播磨守の鷹を逃した罪で切腹になるはずのところ、
魔界と言われる天守に向かえば命を救うと言われ、やってきたとのこと。
富姫は一旦は図書之助を追い返しますが、
手元の蝋燭の火を乞うため再び天守へ戻った図書之助の

臆することなく
凛と振舞う姿に、いつしか恋心を抱くようになりました。
しかし自分は妖怪。
帰したくない思いを図書之助に伝えつつも
天上に留まるは人間にとって死ぬに等しいと考え、
出会いの証として播磨守秘蔵の兜を与え、切なさのうちに図書之助を見送ります。
ところが下界に下りた図書之助は兜を盗んだ謀反人と誤解され、
追われるまま三度天守へと戻ってきます。
富姫はもう図書之助を追い返しはしません。一緒に獅子頭に隠れて匿います。
しかし、図書之助を追いかけてきた小田原修理らが獅子頭の目を傷付けたことで、
富姫や図書之助ら天上界にいた者は皆、光を失ってしまいます。
何とか追手を退けるも、助けを求めることすら叶わない富姫と図書之助。
人の手に掛かって死ぬくらいなら、いっそお互いの命をと嘆き悲しむのですが…。


と、思わず長々と書いてしまいましたが
これもシネマ歌舞伎によって心が揺さぶられたがゆえのこと。お許しくださいあせあせ(飛び散る汗)

シネマ歌舞伎『天守物語』。
「“匂い立つ”とはこのことか」とため息をつくほどの
玉三郎さんの艶・気高さ・愛らしさに、目も耳も心も奪われること必至ですひらめき
その細やかな仕草や表情をつぶさに観られるのは、シネマ歌舞伎ならでは。

一夜の出来事で場面転換もないのに
そこで繰り広げられる人間模様(妖怪模様?)に
いつの間にか引き込まれていることにお気づきになると思いますよ!
2月には『海神別荘』、3月には『高野聖』が公開されます。

上映劇場など松竹シネマ歌舞伎について詳しくは
コチラ

番組ではプレゼントをご用意しましたプレゼントわーい(嬉しい顔)
◆『坂東玉三郎 泉鏡花抄』ポスターセット(非売品)×1人
  

天守物語.jpg 海神別荘.jpg 高野聖.jpg

◆『坂東玉三郎 泉鏡花抄』卓上カレンダー×2人

カレンダー.jpg

欲しいものとご住所、お名前、ご連絡をお書き添えのうえ下記へご応募ください。
今週中(2月3日まで)であれば大丈夫ですグッド(上向き矢印)

メール asa@jocr.jp
 FAX  078-361-0005
ハガキ 〒650-8580(あとは宛名を書いていただければ届きます)
いずれも ラジオ関西『三上公也の情報アサイチ!』係 まで。

※注意※
ポスターは松竹から直接発送いたします。
ご連絡先などをラジオ関西から松竹に通知のうえ、
今回の発送にのみ使用することをご了承くださる方のみ
ご応募いただけますようお願いいたします。



posted by 奈月 at 14:55 | 兵庫 🌁 | 和のコト、ヒト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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